こんにちは!
Gクリエイト“Xリース”運営部です。
「車の経費、もっと抑えられないかな…」
経営者や幹部であれば、一度はそんなことを考えたことがあるはずです。
車両コストを見直し、経費を削減できれば、その分、会社の利益は増える。
特に中小企業では、日々の運用コストが重くのしかかるため、ビジネスカーの費用を抑えるのは魅力的に映るかもしれません。
ですが、「最低限まで落とす」となると、話は少し違ってきます。
目先の支出が減る反面、見落としがちなリスクや将来的なコスト増につながるケースもあるのです。
本ブログでは、ビジネスカーの経費を極力抑えた場合のメリットとデメリットを整理し、地元の中小BtoB企業にとって、どこまでが“適正”なのかを書き出しました。

◆経費を最低限まで抑えることで得られるメリット
1、利益が増える
車にかかる経費(購入費、ガソリン代、保険料など)を減らすことで、支出が減り、結果として会社の利益は増加します。
例え、税負担がやや増えても、キャッシュフローの面では余裕が生まれ、資金繰りがしやすくなります。
2、財務指標が良く見える
経費が少なければ、利益率や自己資本比率などの財務指標が改善します。
その結果、銀行や取引先など外部からの信用力が向上する可能性もあります。
◆しかし、忘れてはならない「注意点」も
1、節税効果が減る
ビジネスカーの費用は本来、経費として計上することで課税所得を抑えられます。
経費を極端に削る場合には、節税効果も薄れる懸念があります。
結果的には、ビジネスカーを使用する数年間では、納税額が増えてしまう事例も出ています。
2、業務効率や安全性が低下する可能性
本体価格や整備、保険などを最小限に抑えることで、車両をビジネスで使用していくことで起こるトラブルや事故のリスクが高まります。
これは、社員の安全性や、配送・訪問業務の信頼性を損なうことにもなりかねません。
4、減価償却を活かしきれないケースもある
社用車の購入費用は、数年に分けて計上する減価償却の対象となりますが、その仕組みを十分に活用できないケースもあり、長期的な節税メリットも得られません。
【使い続けすぎた場合】
車両を長期間使いすぎると、減価償却が終わった後は経費としての計上ができなくなり、利益が膨らんで法人税の負担が増える傾向があります。
また、古くなることで修理費用などが増える可能性も出てきます。
【乗り換えが早すぎる場合】
一方で、短いサイクルで車両を入れ替えてしまうと、購入時のコストを回収する前に手放すことになりやすく、結果として支出ばかりが目立ちます。
減価償却の計算途中で売却することになれば、思ったように経費が残らないこともあります。
◆経費を抑えた卸売企業A社様事例とその限界
使用実態に即した車両ごとの経費配分がカギとなります。
卸売企業A社様は、社用車を7台保有しており、営業用・配送用・現場管理用など、用途がそれぞれ異なっていました。
中には、週に数回しか使われない車両もあれば、毎日長距離を走る車両もありました。
当初は、すべての車両に対して同期間の交換時期を設定していたのです。
その後、車両ごとに走行距離や用途、使用頻度を確認して、Xリースからは適正なビジネスカー選びのご提案を行い、税負担の軽減につながりました。
そこで重要になるのが、実際の使用実態に基づいた車両ごとのコスト管理です。

最近では様々な業界で、日々の走行記録や使用目的をデータとして記録し、「どの車両がどれだけ業務に活用されているか」を可視化する取り組みも広がっています。
こうした管理により、無駄の見直しや効率化だけでなく、節税効果を保ちながら経費削減を実現する運用が可能になります。
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